第1章:なぜ、オフィスを見直すのか

最近、改装のご相談をいただくと、こんな言葉をよく耳にします。

  • 「社員同士のコミュニケーションが減ってきた」
  • 「動線が悪くて、なんだか効率が上がらない」
  • 「来客のたびに“ちょっと古い印象だな”と感じる」

どれも“空間が今の働き方に追いついていない”ことが原因です。かつてのオフィスは、固定席で集中して働くための場所。でも今は、チームで話し合い、アイデアを育てる場へと変化しています。

つまり──

オフィスのデザインは、経営戦略そのものなんです。見た目を変えるだけではなく、組織の動きをデザインする。そこに本当の意味があります。


 第2章:働きやすいオフィスに共通する3つの条件

働く人が「気持ちいい」と感じるオフィスには、共通点があります。どれも大掛かりなリノベーションでなくても、すぐに実現できることばかりです。

①光と空気の流れを整える

照明を少し落とし、間接光を加えるだけで、空気は驚くほど変わります。「明るすぎて目が疲れる」「逆光で画面が見づらい」──そんな声は、光の“方向”を整えるだけで解決することが多いんです。

そして、植物。デスク横や通路にグリーンを置くだけで、空間に呼吸が生まれます。人の動線に合わせて自然を取り込むと、オフィスの空気がやわらかくなります。

② 動線を“目的別”に設計する

働きやすいオフィスは、動きがスムーズです。資料を取りに行く、会議へ向かう、同僚とちょっと話す──そんな一つひとつの“動きやすさ”が積み重なって、生産性が上がります。

  • 通路を5cm広げる。
  • コピー機を中央に移動させる。

たったそれだけでも、チーム全体のリズムが変わります。

③ 「集中」と「交流」のバランスをとる

開放的なオフィスが増えましたが、“静かに考える場所”を失うと集中力が下がってしまいます。誰かと話したい時にはすぐに声をかけられ、一人で考えたい時は静かにこもれる。このバランスをどう設計するかが、生産性のカギです。


 第3章:レイアウトがチームの空気を変える

オフィスの空間は、単なる「場所」ではなく、行動をデザインする仕組みです。埼玉のある企業で、「部署間の壁をなくしたい」という相談を受けました。そこで家具の高さを抑え、見通しをよくする設計に変更。結果、部門を超えた会話が自然に生まれ、アイデア共有が活発になりました。

壁を壊すことが目的ではなく、
“人の動きをどう変えたいのか”を考えること。そこにデザインの本質があります。

また、素材選びも印象を大きく左右します。木の質感を取り入れると、落ち着きと温かさが生まれます。一方でスチール脚やガラス素材を組み合わせると、全体が引き締まり、知的で洗練された印象に。

オフィスデザインは「見た目」ではなく「空気感」で決まる」──私たちはそう考えています。


 第4章:費用と工期の“リアル”な目安

オフィス改装の費用は、面積と工事範囲で大きく変わります。

改装内容 費用の目安 工期の目安
部分改装(会議室・エントランスなど) 100〜300万円 約2〜4週間
フロア全体のレイアウト変更 500〜1000万円 約1〜2ヶ月
内装+家具+照明を含む全面改装 1000〜2000万円前後 約2〜3ヶ月

ただ、金額よりも大切なのは“業務を止めない工夫”です。夜間や休日を活用して段階的に施工することで、営業を止めずにリニューアルすることも可能です。実際に埼玉の企業様では、夜間+週末工事で全面改装を3ヶ月以内に完了。経験のある業者ほど、こうした柔軟なスケジュール対応が得意です。


 第5章:オフィスを「経営資産」に変える発想

オフィスは「コスト」ではなく「投資」です。採用でも、ブランディングでも、オフィスは会社の“顔”になります。「この会社、雰囲気がいいですね」その一言が、優秀な人材との出会いにつながることもある。

空間が整うと、人の意識が変わります。社員の表情、会話のトーン、会議の雰囲気。全部、オフィスの“空気”がつくっているんです。だからこそ、リノベーションは見た目の刷新ではなく、“企業文化を再デザインすること”なんです。


 まとめ:働く人が主役のオフィスを

オフィスを変えることは、働く人の未来を変えること。机や壁を新しくすることではなく、「人がいきいきと働ける場を整えること」です。光の入る角度を変えるだけで、人の表情は変わる。動線を整えるだけで、チームが話しやすくなる。たった一つの設計の違いが、会社の空気を変えていきます。

埼玉を拠点に、 中小企業からクリニック・店舗併設オフィスまで、現場を知る視点で“働く場の再設計”をお手伝いしています。

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